- 担当者から連絡が来ない
- こちらからの連絡に担当者の返信が遅い
- 紹介される求人数が少なく、希望にも合っていない
- 職務経歴書や履歴書の添削をしてくれない
- 紹介できる案件がないと言われる
転職エージェントを利用しているのに、こんな状態だったら担当者に見捨てられている可能性があります。
そんな時には見捨てられやすくなる5つの原因を知って、担当者と良好な関係性を築くための対策をしていきましょう。
これができると担当者に見捨てられることがなくなり、スムーズな転職成功への確率がグッと上がります!
転職エージェントの仕組みを知っておこう
まずは転職エージェントサービスとはどんなものなのか?というのをおさらいしておくと、見捨てられやすくなる原因や対処法を理解しやすくなります。
ビジネスモデル
転職エージェントのビジネスモデルは求人企業(クライアント)からの人材紹介料をもらう形なので、登録者(転職希望者)は無料で利用することができます。
この人材紹介料は成功報酬方式で採用者の年収の30%〜40%が相場とされています。
採用される人の年収によって報酬金額が大きく変わってくる点と、利用者が転職先で早期退職をしてしまうとクライアント企業へ返還金が発生するので、以下の点を満たした(そう思わせられる)転職希望者への対応が優先される傾向です。
- 市場価値(想定年収)が高い人
- 転職成功率(転職へのモチベーションやクライアント企業が求めるスキル)が高い人
- 転職先企業でしっかり定着して働いてくれる可能性が高い人
ビジネスモデル上、エージェント側の担当者は月に20人〜50人の新規転職希望者と面談していて、常時50人〜100人以上を担当している場合が多いため、上記の3点を意識しながら担当者とやり取りをすることで見捨てられる可能性がとても低くなります。
クライアント企業から見た転職エージェントの役割も考えてみる
クライアント企業が抱える課題を人材の面から解決・コンサルティングするのが転職エージェントの役割と言えます。
ということは、担当者に「この人だったら、あの業界やクライアント企業が抱える◯◯の課題を解決してくれそう!」と思わせられると対応優先度を上げてもらえる可能性が高くなります。
個人的な経験則ですが、同じ業界や同じ職種での転職を希望する場合、どの会社も抱えている課題は似ていることが多いです。
職務経歴書には書ききれない、問題解決の実績や経験をしっかりと振り返って、担当者に説明できると担当者も求人を案内しやすくなります。(特に初回面談時に用意をしておくと効果抜群です!)
エージェント担当者も“人”ということを忘れずに
これはもう言わずもがなですが、自分がサービスを受ける側と言えどもエージェント担当者も人間なので、相手を尊重する気持ちやビジネスマナーを備えて接していくことも重要です。
例えば、お礼のメールをしたり案内や連絡をもらった際の返信の速さ・内容などを少し気をつけるだけで担当者に人間的な魅力が伝わり、応援してもらえる土壌が作りやすくなります。
自分という商品をエージェント担当者に売り込むということをイメージすると対応しやすいです。
見捨てられる5大原因とその対処法
それでは実際に転職エージェントに見捨てられる原因と対処法を解説していきます!
前述の転職エージェントのビジネスモデルや役割を知った上で読み進めてもらうと、なるほどね!と思っていただけることが多いと思います。
1.転職意欲が低いと思われている
上記のような対応・態度を取っていると、「転職する意欲が低いのかな?」と受け取られて担当者の対応優先度が下げられる可能性が高くなります。
人の行動は意識や意欲に大きく左右されるため、見捨てられる原因の中でも最も重要と言っても過言ではありません。
対処法
- 自分が転職サイトで見つけた求人に対して転職エージェント経由で応募可能か相談してみる
- 担当者からの連絡への返信を早めたり、案内された求人が希望のものではない場合は明確な理由をつけて辞退する
- 定期的に職務経歴書や履歴書などの応募書類を見直して、添削・アドバイスを求める
転職をする・したいのは自分だ!という意識を高めて主体性を持って対応していくことが重要です。
2.希望条件が高すぎる・かけ離れすぎている
担当者としては転職希望者の要望を達成したいという気持ちを持って対応をしてくれますが、クライアント企業の要望も満たした紹介をするという職務も持ち合わせています。
そこの条件があまりにもかけ離れている場合、対応優先度が下げられてまう可能性が高くなります。
対処法
- 現在の自分の市場価値(適正年収)の目安を知っておく
- 求人企業の求める人材像への仮説を立ててみる
自分の市場価値(適正年収)の目安は「ミイダス」という転職アプリ(スマホ向け)で算出することができるので、希望年収を検討する上で使ってみるのがおすすめです。
また、その他の希望条件や希望業界・職種などが市場性とかけ離れていないかは担当者に確認・相談してみるのも有効な手段となります。
3.転職の軸や目的がはっきりしていない
転職をしたい軸や理由がはっきりしていない場合、担当者もどの求人を案内するべきかを迷うと共に、転職ができても早期に退職してしまうのではないかという不安を持ってしまいます。
そのような場合、対応優先度が下げられてしまう可能性が高くなります。
対処法
- 転職をする目的を改めて見つめ直す
- 面談の時に自分で探した転職先候補の求人をいくつか持参して、なぜその求人を候補としてあげたのかを説明する
転職目的を整理する際に特に気をつけておきたいのは、他責思考に陥り過ぎないという点です。
実際に働いていると、職場環境や人間関係が原因で転職することも多いですが、エージェント担当者との面談や選考面接の際にはその点をメインに持ってくるのはおすすめできません。
それらを転職目的として伝えるとネガティブなイメージを持たれがちになってしまうので、「スキルアップ」や「もう一段高いステージに進みたい」など自分の成長やキャリアアップに繋がる向上心を伝えられると協力が取り付けやすくなります。
4.転職エージェントのターゲットではなかった
人材の流動性が高まった現代社会では、転職希望者のターゲットをより細分化した転職エージェントが乱立しています。
例えば年代や職種・業界、ハイクラスなど、より転職希望者のステータスに沿った求人を多く持っている転職エージェントを利用するのが有効です。
一方で上記の例のようにターゲットに合っていない転職希望者が登録・利用するとお互いの希望条件が見合わないため、対応優先度を下げられてしまう可能性がとても高くなります。
対処法
- 自分のステータスにあった転職エージェントを利用する
私のおすすめは「総合型と特化型の転職エージェントの両方を利用する」です。
総合型の転職エージェントは網羅性が高く、大手や有名な企業など案件数も多いのが特徴で幅広い求人案内をしてくれます。
特化型の転職エージェントはクライアント企業の求める人材像が明確になっていたり、業界情報に精通していたりとより深い情報や求人案内を提供してくれます。
転職エージェントそれぞれの強みを知った上で利用することで転職活動がスムーズになります。
総合型と特化型の転職エージェントの効果的な利用方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
>>絶対に登録すべき転職サイト&エージェントと効率的な活用方法
5.担当者が忙殺されている
エージェント担当者は多い場合だと常時100人以上を担当していることもあります。
そんな中、毎月新規の転職希望者との面談や既存担当分のフォローアップなど常に忙しい状況なので、その担当者のキャパシティを超えていると優先順位が低い転職希望者は対応をしてくれないことがあります。
対処法
- 担当者の変更希望を申し出る
- 他の転職エージェントを利用する
担当者が忙殺れていると気づいたら担当者本人、もしくは利用している転職エージェントのサポートセンターに担当者変更の希望を出すのも有効策です。
その際には「私が志望する〇〇業界の情報に精通した他の担当者様のご意見も伺ってみたい」的なあまり角が立たないような希望を出すのが良いと思います。
また、利用する転職エージェント自体を変更するというのも有効です。その際には転職サポートの終了を希望する旨を担当者に伝えると丁寧です。
おすすめの転職エージェントと活用方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
>>絶対に登録すべき転職サイト&エージェントと効率的な活用方法
転職エージェントに見捨てられやすい原因を知って対策をする
転職エージェント担当者もビジネスとは言え、根底にあるのは転職希望者の「転職を成功させる」という目的は同じなので、協力を取り付けやすくするためのテクニックや対応を心がけると見捨てられにくくなります。
その際には「転職するのは自分」という意識をより高めて主体的に行動することで、転職成功がグッと近くなりますよ。
この記事があなたの転職活動やキャリアアップに役立つと嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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